映画を観るまでの経緯
ゲームが元になった映画ということは知っていたが、ゲーム自体はやったことがなかった。予告からして何となくホラー映画なのかなと思い、少し気になっていたので観てみることに。
観賞場所(鑑賞日)
自宅(2026/9/5)
解説
2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEが個人制作でリリースし、世界的ブームを巻き起こしたゲーム「8番出口」を、二宮和也主演で実写映画化。
蛍光灯が灯る無機質な白い地下通路を、ひとりの男が静かに歩いていく。いつまで経っても出口にたどり着くことができず、何度もすれ違うスーツ姿の男に違和感を覚え、自分が同じ通路を繰り返し歩いていることに気づく。そして男は、壁に掲示された奇妙な「ご案内」を見つける。「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から、外に出ること」。男は突如として迷い込んだ無限回廊から抜け出すべく、8番出口を求めて異変を探すが……。
主人公の“迷う男”を二宮、スーツ姿の“歩く男”をドラマ「VIVANT」の河内大和が演じ、「渇き。」「糸」の小松菜奈、「遠いところ」の花瀬琴音、子役の浅沼成が共演。監督・脚本は、「怪物」「君の名は。」など数々のヒット作のプロデューサーとして知られ、2022年の初監督作「百花」で第70回サン・セバスチャン国際映画祭の最優秀監督賞を受賞した川村元気。2025年・第78回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門出品。
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登場人物
スタッフ
監督:川村元気
原作:KOTAKE CREATE
脚本:平瀬謙太朗 川村元気キャスト
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迷う男:二宮和也
歩く男:河内大和
感想(ネタバレあり)
最初は、完全にホラー映画だと思っていた。地下道を延々と歩き続け、少しずつ「何かがおかしい」と気づいていく。しかも、異変を見つけたら引き返さなければならないというルールがあるので、観客も「今のは異変なのか?」と疑いながら見ることになる。
途中までは、結構怖いシーンも多かったが、最後まで観てみると、この映画は単なるホラーではないということが分かった。主人公が地下道から脱出することは、単に「8番出口から外に出る」という意味ではなく、自分自身の人生から逃げずに、現実と向き合うことを意味しているように感じた。冒頭では、主人公は電車の中で、赤ちゃんの泣き声と、それに苛立っている男性を見ても、イヤホンをして見て見ぬふりをしていた。しかし、最後に同じ場面に戻ってきたときには、今度はイヤホンを外し、男性のほうへ向かっていこうとする。これは、長い長い8番出口を出るまでのtryを積み重ねた結果、人間的に成長し、今度は逃げずに自分から行動できるようになったということであろう。
地下道をめぐっているとき、異変があれば戻る、異変がなければ進む、という選択肢も、「世の中おかしいと思うことがあれば、ちゃんと立ち止まったり、拒絶したりする」ことが大切であり、また、「世の中の状況がどうあれ、自分がこれは変ではないと思ったら、ちゃんと前に進むべき」ということを言っているように感じ、この地下道の中を何度も行ったり来たりするのは、人生そのものだと感じた。せっかく7番まですすんだのに、また振り出し...ということも人生にはありえるが、気が狂いそうになるが、それが無情な人生そのものであり、それでも前に進んでいく必要があるという点が人生を描いているのだなと感じた。
映画情報
タイトル:8番出口
公開年:2025年
上映時間:95分
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