【映画感想】ゲット・アウト

エンタメ

映画を観るまでの経緯

全く知らない映画だったが、あらすじをみて面白そうだと思って、観ることに。

観賞場所(鑑賞日)

新幹線(2026/9/26)

解説

「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」「ヴィジット」など人気ホラー作品を手がけるジェイソン・ブラムが製作し、アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールが初メガホンをとったホラー。低予算ながら全米で大ヒットを記録し、第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。アフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、白人の彼女ローズの実家へ招待される。過剰なまでの歓迎を受けたクリスは、ローズの実家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えていた。その翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに出席したクリスは、参加者がなぜか白人ばかりで気が滅入っていた。そんな中、黒人の若者を発見したクリスは思わず彼にカメラを向ける。しかし、フラッシュがたかれたのと同時に若者は鼻から血を流し、態度を急変させて「出て行け!」とクリスに襲いかかってくる。

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登場人物

スタッフ
監督:ジョーダン・ピール
製作:ジェイソン・ブラムら
製作総指揮:レイモンド・マンスフィールドら

キャスト
クリス・ワシントン:ダニエル・カルーヤ
ローズ・アーミテージ:アリソン・ウィリアムズ

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感想(ネタバレあり)

もっとヒューマンドラマ的なものかと思っていたが、とんでもないスリラーだった。

主人公のクリスは黒人で、白人の恋人ローズと付き合っている。ローズの実家に行くことになるのだが、両親は一見すると非常にフレンドリーで、黒人であることを全く気にしていないように見える。ところが、その「黒人を全く差別していない」という態度が、逆にだんだんと不気味に見えてくる。そもそも黒人の彼氏を実家に連れて行くとローズは言っていないのに、両親は初見でまったく黒人であることに驚かず、当然知っていたかのような接し方だったので、その時点でおかしいな!?とは思った。また、ローズが最後まで味方だと思っていたところから、実は最初からクリスを利用していたと分かるところも衝撃的であった。単純な「白人対黒人」という話ではなく、表面上は差別意識を持っていないような人間の中にも、別の形で人種に対する欲望や偏見が存在する、というところが、この映画の怖さなのだろう。

それにしても、この映画を見ていて、結構最近の映画ではあるが、ふと「白人にとって黒人との結婚というのは、今でもそれなりにハードルがあるものなのだろうか」と思った。もちろん、アメリカと日本では人種や民族に対する歴史も全く違うので、単純に比較することはできないが、日本でも、外国人の移住が増えているので、これから先、自分の家族の中でも、日本人以外の人と結婚するという話が出てくる可能性はある。もし自分の娘が将来、外国人の男性を連れてきたら……と考えてみると、もちろん、本人が本当に好きな人で、その人と一緒になることで幸せになれるのであれば、基本的には止めるつもりはないが、ただ、頭ではそう思っていても、実際にその場面になったら、正直やはり何とも言えない複雑な気持ちは生じるのではないかと思う。それは相手が外国人だからというだけではなく、自分とは異なる文化や価値観を持った人が、家族の中に入ってくることに対する不安なのかもしれない。

かなりブラックな内容の映画ではあるように思えるが、単なるスリラー映画として終わらず、見終わったあとにいろいろと考えさせられる映画であった。

映画情報

タイトル:ゲット・アウト
公開年:2017年
上映時間:104分

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