【映画感想】PERFECT DAYS

エンタメ

映画を観るまでの経緯

観たいと思っていたので、こんなに早く地上波で放送してくれるとは。

観賞場所(鑑賞日)

電車(2026/6/2)

解説

「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。

東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。

東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。また、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。

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登場人物

スタッフ
監督:ビム・ベンダース
脚本:ビム・ベンダース 高崎卓馬
製作:柳井康治

キャスト
平山正木:役所広司
タカシ:柄本時生
アヤ:アオイヤマダ

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感想(ネタバレあり)

自分が若い頃にこの映画を見ると、なぜこの内容でパーフェクトと言うタイトルになるのかがよくわからなかったであろう。本編では描かれてはいないが、おそらくある程度裕福な家庭で育ち、その中で父との確執が起こり、家族とは疎遠になって、自分なりの落ち着いた日々を送るという、自分にとっての”パーフェクト”なライフに行き着いた結果なのではないかと感じた。おそらく平山はとても繊細で、悪いいみで融通の利かない、こだわりの強い人間なのだろう。それは、同僚が急に辞めたときに、たった1日オーバーワークしただけで怒りをあらわにしていたところからも想像できる。とにかく自分のペースを崩されるのを避けたがるのである。ほかの人や一般常識からしたら、何がパーフェクトなのか理解されづらいであろうが、本人にとっては本当にパーフェクトなのだと思う。

よくわからないのは、眠るときの黒いは、昔の幻想。すなわち嫌なことなのであろうか。悪夢なのであろうか。あるいは精神疾患関連の方におこるような、幻覚的なものなのであろうか。

最後に友山が、人生はわからないまま終わると言っていた。これはその通りであるなと思った一方で、以前岡田斗司夫さんがYoutubeか何かで言っていたと記憶しているが、長生きをして良いこととある。それは「歳を重ねると、人生の答え合わせ(いろいろな決断などが正しかったのかどうか)ができること」と言っていた。これもまた真理であると思う。

それにしても、映画「素晴らしき世界」の時も感じたが、どうしたらこんなに一般の人の共感を得られるような脚本を書いて、さらに、まるで見てきたかのようなこれ以上ないなと思わせるようなキャスティングができるのであろうか。さらにそのような映画の主演はいつも役所広司なのであろうか。素晴らしい映画であった。

映画情報

タイトル:PERFECT DAYS
公開年:2023年
上映時間:124分

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