【書評】人生に奇跡を起こす わらしべ長者の魔法

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本書を読むまでの経緯

アパホテルに泊まった時に部屋に置いてあった本である(創業者の息子さんの本のようだ)。ちょっと読んだら面白く、チェックアウトまで時間がなかったので、チェックアウト後自分で買って読むことに。

本書の構成と要点

本書の章の構成および要点は以下のとおりである(参考サイト)。

はじめに

わらしべ長者の物語に出てくる人々は、若者が持つものを、それぞれの事情により「今すぐ手に入れる」必要があった。相手の情報や事情を知ることになるきっかけは、若者が持っているものをオープンに見せて歩いていたためである。それは今風にいうと、道行く人に情報を発信していたとも言える。また相手のニーズに答えられる、「すなわち人のためになるなら」という若者の心構えが取引を気持ちよく行わせ、両者にとってwin-winとなる結果を導いた大きな要因になっている。

第1章 情報とチャンスは人との出会いがつれてくる

相手が自分の持っているものの価値を高めてくれて、それがどんどん自分を成長させてくれて、大きな豊かさとなるため、自分の持っているものに磨きをかけておくことも重要である。常にバージョンアップしておくための努力を続けていれば、多くの人の目に留まるようになり、魅力や価値を見出してもらえる機会が増えることになる。そしてさらに価値のある次のステップアップへのチャンスを抱えてくれることになる。

「ジョハリの窓(Johari window)」と言う自己分析に使用する心理学モデルは、他人とのコミュニケーションにおいて、自分自身をどれだけ表現しているかという視点で、現在の自分の姿を理解する助けとなる

自分の心を開かなければ、相手の心は開けないものである。わらしべ長者的思考を持っている人には、以下の共通した特徴がある。
・どんな人も色眼鏡で見ないで、フラットな心で決めつけずに話をする
・信頼の貯金を積み重ねて必要とされ続けている
・好奇心旺盛で人懐っこい
・オープンマインドで雑談力と状況判断力が優れている
・相手の様子を洞察して、この人は何を求めているのかというニーズを捉えるのが早い
・一を聞いて、十を知る人
・スピーディーに考え、一瞬で相手の役に立つ情報が提供できる
・1度でも会話の中で相手に笑ってもらうことを心がけている

第2章 わらしべ長者的アプローチ法で相手に見出してもらう

自分の心を閉ざして人に奪われないようにと、自分の知識や情報手に入れたものなどに執着していたら、人から必要とされないし、成功もチャンスを手に入らない。人から見て魅力的な価値を見出してもらい、必要とされなければ、チャンスも重要人物も寄ってこない。

第3章 情報は発信する人に集まってくる

情報は発信する人に集まってくる

勉強会など何らかの会を主催するメリットは、自分の発信能力が鍛えられることもあるが、1番は多くの人からの信頼を得られることである。そして情報は発信する人に集まってくる。これが主催者メリットであり、最初はどんなに小さい勉強会でもいいので、自分の発信でやってみることで、主催者メリットを受けることができる。

第4章 実在するわらしべ長者たちから学ぶ成功のケーススタディ

第5章 わらしべ長者の錬金術

逆境こそ、好機ある機会なり

どんな風が吹いても風が吹く限り、船の操舵力化して前に進むことができる。それがたとえ逆風であっても、風は吹いている限りは前に進める。

感想

自分自身は、シャイな方であまり向いてないと思いこんで、会を自ら主催する事はなかったが、まずは身近なところから、部署の勉強会など主催してみたいと思う。

書籍情報

書籍名:人生に奇跡を起こす わらしべ長者の魔法
著者:元谷 拓
出版社:TOKYO NEWS BOOK
発売日:2021年5月10日

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