【映画感想】翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

エンタメ

映画を観るまでの経緯

前作を観ていて、くだらなさmaxの中にも、笑のセンスの光るいい映画だなと思っていた。妻も大好きで、続編が出たら観に行こうと約束していた。二人の都合が合う日がやってきたため、劇場で鑑賞。

観賞場所(鑑賞日)

TOHOシネマズ 西宮OS(2023/12/11)

あらすじ

「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」といった数々の埼玉ディスを連発するも埼玉の寛容さに助けられ、まさかの大ヒット!
空前の埼玉ブームを巻き起こした『翔んで埼玉』がこの秋、再びスクリーンで壮大な茶番劇を繰り広げる!
東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は、麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍により、
通行手形を撤廃し自由と平和を手に入れた。日本埼玉化計画を推し進める麗は、埼玉県人の心を一つにするため、越谷に海を作ることを計画する。白浜の美しい砂を求め、未開の地・和歌山へと向かうのだが・・・
関西にも存在する“超・地域格差”に“通行手形制度”!
そして、恐るべき大阪の陰謀はやがて日本全土を巻き込む東西対決へと展開していくのだった!

公式サイト

登場人物

スタッフ
監督:武内英樹
原作:魔夜峰央
脚本:徳永友一

キャスト
麻実麗:GACKT
壇ノ浦百美:二階堂ふみ
桔梗魁:杏
※その他、有名芸能人大勢

映画.com

和久井映見が出演しているが、あまりの変貌ぶりに(昔のトレンディードラマに出ているときの印象が強すぎて)、気づくのに10分くらいかかってしまった。とにかく、有名な人が多く出演しているので、どんなチョイ役でも、これは誰なのか考えながらみるだけでも楽しめる。

感想(ネタバレあり)

第一作目はとても面白かったが、埼玉や関東圏の関係性を理解していないために、理解できない部分もあり残念だった。しかし今回は、自分の住んでいる関西圏のお話だったので、多くの点で共感でき、とても楽しめた。最初から最後まで、くだらなさmaxの内容で、ノンストップで笑える内容だった。また、おそらく知っている人しかわからないような、小さなネタもちりばめられており、良く関西の地域間の関係性や地域の文化を調査したうえでのセリフだと思われる(それにいくつ気づくことができるかで、この映画の満足度が変わるように思う)。

この映画の特徴として、現代の世界と架空の(過去の?)世界が同時進行で描かれており、過去と現在が混在していて訳が分からなくなるが、とにかく面白ければ何でもOKという感じで強引にストーリーが展開していくところも好きなところ。ただ、part1よりもpart2のほうがストーリーにまとまりがあってわかりやすいように感じ、その点は今回のほうが良かったように思う。

エンドロールにミルクボーイの漫才が流れるが、通常退屈なエンドロールをとても楽しいものにしてくれていて、とても良かった。ただ、どの役が誰だったのか答え合わせしたかったので、役名と芸名を併記してエンドロールに示してほしかった(芸名のみ一覧で流れます)。

滋賀が今回のようゲジゲジと呼ばれていることは知らなかった(聞いたことない)。また、滋賀には過去に家族で旅行に行ったが(琵琶湖、近江八幡など定番の名所を回る旅)、家族内での評価はとても高く、激混みの京都にいくよりも滋賀にいったほうが、ゆっくり楽しめると感じたほど。御飯もおいしく、人も優しいし、最高の県だった。

現在関西に住んでいるので、地名はもちろん行ったことのある/見たことのあるものも多く、さらに地域間の関係性もある程度わかった上で観たのでとても楽しめた。一方で、我が家は夫婦ともに九州出身なので、ぜひ第三部は九州編をやってほしい(ネットの情報ではやるっぽい)。やる前から、今回の滋賀的立ち位置は佐賀となることは決まっているようなものだが(佐賀の人ホントいい人多いけどね)、九州編がもしあれば、さらに楽しめるように思う。

映画情報

タイトル:翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~
公開年:2023年
上映時間:116分

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